選択式はメンタル勝負である。
なぜなら,問題文を読んで知らない空欄が2つ3つ出てくると,勉強を重ねているほどパニックになりやすいからだ。
上位成績者で受験回数を重ねているほど,選択式の恐ろしさを身をもって知っており,今年も足切りの罠にかかるのかと絶望感に襲われやすい。
ただでさえ緊張感MAXの受験会場でパニック状態になると,当然その後の解答もままならない状態になる。メンタルを立て直すことが出来ないと試験の序盤で今までの苦労が泡と消える。
実際,私も今年の選択式:労働一般の問題を見たときに,終わったと思った。
では,どうすればいいのか。
私のとった戦法はこうである。
①まず,解く科目は労基・安衛から順番に解いていった。
②選択式は3点以上は不要なので,3点が確保されていることを確認しつつ,テンポ良く解いていった。
③労一に差し掛かり,問題を一読したところパニックに襲われた。問題文の異常な短さも衝撃だった。これって知らないと解けない問題じゃないか・・・。
④労一か社一でこうなることは予想していたが,本試験での動揺は命取りになることを肝に銘じ,まずは呼吸を整えた。
⑤一旦,労一のことは忘れ,社一も飛ばし,健保から国年,厚年と,よく問題文を読みながら落ち着いて説いた。
⑥社一を飛ばしたのは,昨年社一2点で足切りに合ったため,もし,社一の問題も手も足もでないとなると,立て直しが不可能となると直感したからだ。
⑦そこから,社一に戻ったが予想どうり難しい。B「年金」とC「1年6ケ月」はすんなり入ったが後がどうにもわからない。しかし労一という大物が控えているため,早々に切り上げ労一に取り掛かった。
⑧労一に全集中して取り掛かった。20分位はかけただろうか。一読したときは全く分からなかったが,解き終えたときはなんとなく手ごたえはあった。
⑧残りの時間で全速力でマークミスがないか確認し,心配だった社一に戻った。ここで残り時間5分位あったが,かなり消耗していた。
⑨社一:Dの解答を変更しようとしたところで,試験監督の「解答やめて鉛筆を置いて下さい。」の声が響き,手が止まってしまった。
まさに死闘だったが,結果は労一3点,社一2点だった。
正直,社一まで手が回らず補正がかかったから良かったものの,合格発表まで地獄を見るはめになってしまった。
なぜ,労一で3点取れたのか,解答時の考え方はまた今度~(^^♪